Allegro 製品が生命維持装置やシステムの故障の原因となることが予期できる場合、または安全性や有効性に影響を及ぼすことが予想できる場合、そのような生命維持装置やシステムに Allegro 製品はご使用いただけません。
4 種類のパッケージ スタイルは多くの用途に対応する磁気的に最適化されたソリューションです。
ミニチュア薄型表面実装型パッケージ タイプ EH および EL (公称高さ 0.75 mm と 0.50 mm) は鉛を使用していません。LH は 3 ピン薄型 SMD、UA は挿入実装型の 3 ピン SIP です。パッケージは鉛フリーで (末尾は -T)、リードフレームは 100% 曇り錫でめっき加工されています。
1. A3212 は「極非依存型」ですか?
はい。このデバイスは極に依存しないため Allegro の他のユニポーラ スイッチとは異なります。「極非依存型」という用語は、十分な強度がある N 磁極または S 磁極でスイッチをオンにできるという固有の特性を意味します。オムニポーラ スイッチは極非依存型のユニポーラ スイッチを指す用語です。
2. A3212 の供給電圧範囲はどうなりますか?
供給範囲は 2.5 V ~ 3.5 V です。
3. 供給範囲が他の Allegro ホール センサー IC よりもずっと低くて狭いのはなぜですか?
他の Allegro ホール センサー IC と異なり、A3212 には独自の内部電圧レギュレータがありません。省エネのためレギュレータは意図的に外されています。用途が意図されているのは携帯電話や PDA などのバッテリ式機器です。そのため、レギュレータはそれほど重要ではなく省電力のために取り除くことができます。
4. A3212 は外部回路が必要ですか?
外部ノイズとチョッパ安定化法により生成されるノイズを低減するために、デバイスの電源と接地ピンの間に外部のバイパス コンデンサを接続する (ホール センサー IC に近接して) ことを強くお勧めします。ラインに過渡電流がある場合または逆バッテリを使用できる場合は追加の回路も必要です。回路の最大絶対電圧は 5 V で逆バッテリ保護はありません。
5. このデバイスはどのようなパッケージ スタイルで提供されますか?
A3212 は挿入実装型の '-UA' (3 線リード超小型 SIP) または SOT-23 タイプの '-LH' (ミニチュア薄型) 面実装型で提供されます。
6. 動作温度範囲はどうなりますか?
A3212 の標準動作範囲 'E' は -40°C ~ +85°C です。このデバイスは拡張温度範囲 'L' バージョン (-40°C ~ 150°C) でも利用できます。
7. 電源投入時、このデバイスがサンプリングを開始するのはいつですか?
90 ms 後です。
8. A3212 を使用して回転磁石のような移動物体を検出できますか?
はい。ただし、磁石の回転時間は少なくとも 90 ms 必要です。そうでない場合、このセンサーは操作のスリープ モード時に磁石を「見逃す」可能性があります。
9. A3212 と A3210 の違いは何ですか?
電力消費、磁気スイッチポイントの面で A3212 は A3210 の改良型で、質問 6 で言及されたように温度範囲が拡張されています。3212 の最大電源電流は 2.75 V 時に 10 µA と、3210 の 25 µA よりも低くなっています。スイッチポイントは ±55 ガウスの BOPと ±10 ガウスの BRPで、A3210 の ±60 ガウスの BOPと ±5 ガウスの BRPと比べて厳しくなっています。スイッチポイントを変更すると弱い磁場での動作が可能となり、携帯電話のスピーカーやコンピュータのハード ドライブなどで生じる磁気ノイズが相殺されます。変更はバッテリ寿命とスイッチポイントの感度に関するデバイスの用途をさらに魅力的にします。