A4408はパワーマネージメントICで車載のバッテリー電圧をその間に入り緻密に電圧管理、診断保護し、効果的に降圧また降圧/昇圧するプリ-レギュレーターです。レギュレーターの出力はそれぞれ追尾/プロテクション5 V / 115 mAMAXLDO、3.3 V / 165 mAMAXLDO、5 V / 325 mAMAXLDOと出力が調整可能な同期式降圧レギュレータ (1.25 VTYP/ 700 mADC) です。A4408はボンネット下のアプリケーションに理想的な様に、CANやマイクロプロセッサの電源を高温下の環境で提供出来る様に設計されています。
ロジック系 (ENB) とそれよりも高い2つの電圧系 (ENBAT1とENBAT2) のイネーブルピン入力でA4408をイネーブルできます。A4408は5Vまたは3.3V出力に追従するレギュレータをTRACKピンにて設定できる柔軟性を提供する事で、A4408はセンサー電圧とシステム電圧が異なった幾つものプラットフォームに適合出来ます。MODE ピンによりNPORに対する、V5とV5PのUVの閾値を設定します。
A4408からの診断関係出力はパワーオンリセット(NPOR)があります。5 Vや保護された5V LDOのステータスを示すPOK5Vがあります。フォルト フラグ 0 (FF0) とフォルト フラグ 1 (FF1) はマイクロコントローラをリセットした、最後の不具合を保持します。A4408 の長期に渡る信頼性の向上のため2つのバンドギャップ、1つはレギュレーションそしてもう1つはフォルトの検出用に使用しています。
A4408 は広範なクロック周波数 (WDADJ) に対応するプログラム可能なウオッチドッグ タイマーを内蔵します。このウオッチドッグタイマーはプロセッサの立ち上がりに合わせる様な固定の遅延時間を持ちます。ウオッチドッグタイマーはイネーブル/ディセーブルピン (アクティブ Low, WDENn) にて、工場での初期化プログラミングや現場での再プログラミングを容易にします。
全てのCPU周りの電源電圧にて低電圧や過電圧のロックアウトの保護機能を持ちます。出力短絡時には全てのリニアレギュレータは電流制限を行います。更に、V5P出力はバッテリー短絡が発生した場合の保護機能を備えます。これら2つのスイッチング レギュレータには、パルス単位の電流制限、Hiccupモードによる短絡保護、LX 短絡保護、非同期ダイード欠損時の保護 (VREG)、およびサーマル シャットダウンが含まれます。
A4408 は背の低い (最大1.2 mm の高さ) 露出パッド付きの 38 ピン eTSSOP (末尾が “LV”) パッケージで提供されています。
アプリケーション
- 電子式パワー ステアリング (EPS)
- トランスミッション 制御 (TCU)
- 高度なブレーキ システム (ABS)
- 排ガス制御モジュール
- その他の車載アプリケーション